マツダ「MX-30」試乗 EVではなくまさかのマイルドハイブリッドだったがこれはこれであり
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 136
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 136
ハンドリングと乗り心地はいつものマツダという印象。一般的なドライバーが操作して期待する通りの挙動があらわれる。ステアリングを切り込んだ際にクルマが気持ちよく、ドライバーに不安を感じさせずに倒れ込んでいくのが心地よい。
これがマツダの魅力の大部分を占めるといったら過言だが、小さくない部分を占めている。50km/h前後で不整路面を通過する際にほんのわずかにバタつく(重箱の角をつつくレベル)のを除けば快適性も確保されている。
マツダの現在の商品ラインアップにあって、MX-30は車名、デザイン、UI、コンセプトなど、どれをとってもユニークな存在だ。実験的な要素の強いクルマであることは明確。評判がよければこの方向性が多くの車種に取り入れられ、そうでなければかつてのエチュードやベリーサのようにモデルチェンジすることなく消えていくだろう。
EV版やRE付きEV版こそがこのクルマの存在意義なので、なにはともあれ、それらを試さないことには評価できない。とはいえこのマイルドハイブリッドモデルを気に入ったならば止める要素はどこにもない。
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